便秘にもいくつかの種類があります。
自分の便秘がどのタイプに当てはまるか認識しておくことはとても大切で、便秘解消の第一歩です。
まず、大きく分けると急性便秘と慢性便秘に分類出来ます。
急性便秘とは、1週間くらい前から突然便が出なくなったというような短期的、突発的な場合を言います。
対して慢性便秘は、2〜3年前とか、子どもの頃からずっと便秘がちというように常に便秘がちというような場合を言います。
さらに、急性便秘は、一過性便秘と症候性便秘に分類出来ます。
慢性便秘も習慣性便秘と症候性便秘に分類でき、さらに習慣性便秘は、弛緩性便秘、痙攣性便秘、直腸性便秘に分類されます。
詳細は以下の通りです。
【一過性便秘】
ダイエットによる食事量の不足や水分不足、環境の変化、緊張などの精神的ストレスが原因とみられます。
【症候性便秘】(器質性便秘)
何らかの疾患が原因であり、腸閉塞・胆石症・胆嚢症・急性腹膜炎などが考えられます。早期の治療が必要です。
【習慣性便秘】
・弛緩性便秘
大腸の筋肉が緩んだり収縮力が低下して、ぜん動運動が弱まることで便秘になります。大腸を支える腹筋の筋力低下が主な原因に挙げられます。病気などで体力が衰えたときにもなりやすい便秘です。常時、便が腸内にあるので、便意を感じにくくなります。
・痙攣性便秘
腸が緊張して大腸の一部で痙攣が起こり、そこが部分的に狭くなり、便が詰まったりして、通過が阻害されることで便秘になります。過敏性腸症候群の症状で、原因は主にストレスです。ウサギの糞のような小さな便や細い便しか出なかったり、排便後に残便感があったり、便秘と下痢を繰り返したりというような症状が見られます。また、便秘薬を常用していると起こりやすくなります。
・直腸性便秘
通常、便が直腸に達すると、その刺激で便意が起きるものですが、普段から我慢する習慣の人はしだいに直腸が刺激に慣れてしまい便意が薄れてきます。我慢の習慣がしだいに排便反射を鈍くして、便が直腸に達していても便意が起きないので便秘になります。また浣腸を頻繁に使っている人も腸がその刺激になれてくるので、同じく便意が薄れてきます。その他、老化による神経鈍化も原因のひとつとして挙げられます。排便時は固く太い便になる傾向があり、切れ痔の原因にもなります。
【症候性便秘】(器質性便秘)
何らかの疾患が原因であり、腸管の腫瘍・うっ血性心不全・神経疾患などが考えられます。